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【牛丼のキャッチコピー】<コピーライターの学校>コピーライティングスクール「ながこす」

2013/10/05
コピーライティングスクール「ながこす」
小杉なんぎん・長塚よしひろ


ライン2
今日のお題は
「牛丼のコピー」
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hiragana_15_ko.pngは「こっすー」こと小杉なんぎん
hiragana_68_yo.pngは「よっしー」こと長塚よしひろ

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実は、うちのかみさんは「牛丼バージン」だ。

うちのかみさんは、この世に生をうけて一度も牛丼を食ったことがない。
先日、二人で買い物に行った時、牛丼屋の前を通ったので「初体験するか?」と言うと「いやだ」と言う。
「何がいやなのか?」と聞くと「なんだかいやだ」と言う。
「そう言うな、一回ぐらいいいだろ」と手を引っ張って牛丼屋に連れ込もうとしてもガンとして入らない。
「入ろう」「いやだ」「いいじゃないか」「なんかいやだ」

その時だ! 僕はタイムスリップをした。
それは、はるか昔の青春時代
そこは
ラブホの前!

「入ろう」「いやだ」「いいじゃないか」「なんかいやだ」「そう言うな、一回ぐらいいいだろう」
はっ!
過去の二人も現在の二人も同じセリフを言っている。

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さて、今回は牛丼のコピー
すでに世の中のおっさんたちは普通に牛丼ファンだ。
その人種に対して「安い」「早い」「うまい」と訴えても、牛丼のシェアはたいして上がらない。
どうせなら牛丼を国民食にしてしまうぐらいのコピー。
と言う事は、今回の牛丼のコピーは「牛丼バージン」を牛丼屋にいかに引きずり込むか!が最大のポイントになるのではないかと思うのだが………。

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牛丼のコピー
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■ まずは何とかして牛丼屋に連れ込もう、そんなコピー

hiragana_68_yo.png 肉柱が立ったらいいことがあるんだって
気味が悪いだけだと思う

hiragana_68_yo.png 初デートが牛丼だなんて僕たちの披露宴のネタにならないかい?
まず、結婚資金をためなさい。

hiragana_68_yo.png 家から500マイル!しかも3時間待ち!!
そう、苦難があれば人は挑戦したくなるものだ。

hiragana_68_yo.png 行方不明の父さんが働いているらしい
これは絶対行く!家族は行く!親族も行く!隣近所も行くだろう!

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それではコンセプトを「連れ込む」以外においたコピーたち

■ 牛丼はすばらしい?そんなコピー

hiragana_15_ko.png とにかく牛丼はうまい!
またまた小杉なんぎんは直球だけで勝負して来た。

hiragana_15_ko.png 牛丼を食べている彼女は可愛い
本当にこのあほうは文章をいじる事は絶対にしない。

hiragana_15_ko.png 安い値段ですべてが満たされた
どうせショウガも山盛り乗せて喰ったんだろう。

hiragana_15_ko.png ぎゅうどんという言葉がとにかく好きだ
空に向ってビーフボールを蹴り上げる、そんな青春いっぱいのコピー  

hiragana_68_yo.png 素ランチ
むかし「つゆだけ」と言うネタを考えた事もあったっけ

hiragana_68_yo.png 金庫から牛丼
トイレにも牛丼

<おっと、二人とも同じネタを考えていた>

hiragana_15_ko.png ごちゃごちゃ言わんとさっさと喰えや!

hiragana_68_yo.png 小杉「キースリチャーズのギターはロックギターと言うジャンルにはあてはまらんのですわ。あのジャキーン言う音、ちゅーと半端なチューニング、あれあれでんがな。この牛丼も同じ、牛丼をまずいとかうまいとか言うヤツの気が知れんわ。あのキースのギターと牛丼には同じ様な世界観が……」
長塚「わかったから早よ喰え」

小杉なんぎんという男は話し出したら13時間ぐらい、止まらなくなる。

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■ サービスや味全般からせめると

hiragana_68_yo.png 我が家の味
ウケを狙ったつもりだが、同じ牛丼屋でも作るバイトによって微妙に味がちがうんだよねえ

hiragana_15_ko.png 遅いサーロインステーキより、早い牛丼
ウソつくな、喰った事もないくせに

hiragana_68_yo.png 頼む前に来た
同じスピードネタでもでも作り手によってはこうも変る。

hiragana_15_ko.png ショウガ命
ああ、しょうがあるやつだ

hiragana_15_ko.png 生玉子に肉をからませてスキヤキって、か
ああ、小杉なんぎんのあの貧乏そうな顔がドアップで浮かんできた。

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■ その他あほねた

hiragana_68_yo.png いつも主人がお世話になっております。
そう言われてもどうしようもない……

hiragana_68_yo.png はじめて入った牛丼屋は元カレのにおいがした。
バイトだったんだろうか、それとも毎日通ったので匂いがしゅんでいたのだろうか?

hiragana_15_ko.png 松屋だけ「家」じゃなく「屋」何でやねん?
♪♪今から一緒に これから一緒に殴りに行こうかー YA-YA-YA-YA-YAYAYA-

hiragana_15_ko.png 牛丼つゆだく、店員汗だく
むちゃくちゃうけてしまった!!!

hiragana_15_ko.png  牛丼の並を食べたけど、女性店員の胸は得盛り
実は小杉なんぎんはおっぱいフェチなのだ

hiragana_15_ko.png 牛丼とごはんを注文し、ごはんの上に牛皿をのせて食べるんは、一体、何をしたいのだろう?
あんまり解説したくない……。

hiragana_68_yo.png 係長の味がした。
君、係長を喰っちまったのか? ちなみに部長の味は?社長の味は?

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さて、話を「いかにして引きずりこむか」の話題に戻します。

僕は結局、かみさんを牛丼屋に引きずり込むことが出来ませんでした。
が、今、こうしてさまざまなコピーを読んでいて、その理由がわかってきました。
僕がかみさんを牛丼屋に引きずり込めなかったのは
「いいわけの隙間」を作ってあげなかったからです。

「友人に見られやしないか?」
「おっさんくさい臭いが染み付かないか?」などなど
牛丼バージンはドアの前で牛丼屋から出たあたりの事までも考えます。
それに対するフォローがなかったからなのです。
「安い」「早い」「うまい」は共感のコピーですが、牛丼バージンたちはまだ共感がありません。
つまり、商品力を強く訴えてもピンと来ないのです。
それよりもマイナスイメージのある牛丼屋に入った事、牛丼を食べた事、そして牛丼屋を出た事を、自分に、そして他人に弁解できる材料を与えてあげないと牛丼バージンはすんなりと堕ちないのです。

残念ながら今回はそんなすばらしいコピーはありませんでしたが、もしそんなコピーを一つや二つ持っていれば、牛丼屋どころか、ラブホ連れ込み率100%になるのでは、そんな今日のコピーのお勉強ではありました。


次回のお題は
ボーリング
「ボウリング」
すみません。
東京太郎さん、ご忠告ありがとうございます。



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コメント欄も必見です!

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09:58 ■牛丼のキャッチコピー | コメント(3) | トラックバック(0)
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